日本人が歴史の中で育んできた着物文化を伝える上で重要な役割を果たしているのが着付け師。「着物の先生」と言われることが多い。成人式・結婚式・卒業式などの行事で,着物の着付けをするほかに,着付け教室で教えたり,着物の展示会でアドバイスを行ったりもするよ。着物の柄や素材,着こなしなどについて詳しいだけでなく,立ち居振る舞いや言葉遣いでも,「さすが」と思ってもらえるようにならねばならないんだ。日本文化全般に関する知識,冠婚葬祭のマナーなどにも詳しい方がいい。
向くタイプ
着物が好き
人当たりがいい
教えるのが好き
関連資格
きものコンサルタント。民間資格。社団法人全国きものコンサルタント協会認定。きもの文化やきもの生活の指導および人間教育ができる役割を果たすにふさわしい人材であることを認定する。
着付け師になるには
着付けスクールなどで学ぶのが一般的。
こんな声も
若い人の間で着物を見直す動きが高まる中で,きものコンサルタントの役割は今後いちだんと高まっていくと思われます。