機体を構成する何万点にも及ぶ部品の点検・保守を通して,飛行機の安全な運行を支えるのが航空整備士だ。作業は各航空会社が定めたチェックリストをもとに行う。離陸前と到着後に行うライン整備や,一定の飛行時間を超えた飛行機を細部まで徹底的にチェックする工場整備,機体からエンジンなどを取り外して点検・整備する専門工場整備などがある。資格は5つにわかれており,できる仕事の範囲も細かく決まっているんだ。勤務地は全国。国際線の場合には,海外の空港に勤務することもあるよ。
向くタイプ
責任感が強い
体力がある
集中力がある
関連資格
航空整備士(国家資格)。一等,二等がある。大型航空機を取り扱うためには,一等航空整備士の資格が必要。
航空運航整備士(国家資格)保守及び軽微な修理を行うことができる。
航空工場整備士(国家資格)航空機部品の整備を行うのに必要。
航空整備士になるには
航空整備会社に就職し,一定期間仕事を経験してから国家試験を受験するのが一般的。航空の専門学校や高等専門学校,大学の工学部で学ぶと有利。
こんな声も
飛行時のトラブルの記事を読むと胃が痛くなります。