甲板部員を指揮しながら,航海や荷役に関する業務を行うのが航海士は,船の安全な航行に欠かせない職種だ。船には国内航路を運航する内航船と外国航路を運航する外航船があり,どちらを選ぶかで仕事や生活のスタイルは大きく異なってくる。海上という特殊な状況下では,ちょっとしたトラブルも大きな事故につながりかねない。それだけに,秩序や規律が求められる。海が荒れた時は,心身に大きな負担がかかる。それでも海を愛する人にとって,魅力的な仕事なんだ。なお,船長になるには航海士として経験を積む必要がある。
向くタイプ
海が好き
体力がある
責任感がある
関連資格
海技士(航海)1級〜6級。5,000トン以上の船長には海技士(航海)1級が必要になる。
航海士になるには
商船会社・フェリー会社等に就職する。航海士の職に就くには,一定の乗船経験を積み,海技士免許を取得する必要がある。そのため船員養成課程のある学校に進学するのが一般的。
こんな声も
外国人乗組員を使うケースが増えており,国際感覚がますます重要になってきました。