現在，日本には視覚障害者として認定された人がおよそ31万人いる。そうした人が情報を得るために欠かせないのが，横に2個，縦に3個の盛り上がった点で文字や数字を表す点字なんだ。点字通訳者は，本を点字に通訳したり，公共スペースで用いられる案内板に使われる点字を作成したりする。点字タイプライターなどの専門の道具を使いこなすスキルのみならず視覚障害者に対する深い理解も必要だ。社会的使命から，ボランティアとして活躍している点字通訳者も多いよ。

向くタイプ

根気がある
正確に作業できる
人のために役立ちたい

関連資格

点字技能師検定(民間資格)。社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会もしくは社会福祉法人日本盲人会連合で3年以上の点字資料制作に関する仕事に従事することで受験資格が得られる。

点字通訳者になるには

福祉施設，ボランティア団体などに所属する。

こんな声も

世の中で話題を呼んでいるような作品を，どんどん通訳していきたいと思います。