不動産鑑定士は,その名の通り,不動産の適正な価格を評価する仕事だ。例えば,土地を持つ人がそれを担保にして,金融機関からお金を借りる場合には,不動産鑑定士の作成した不動産鑑定書があれば,事前に借りることができる金額の予想がつく。また,遺産を分割する場合には,正しい不動産の価格を知ることが欠かせない。このように不動産鑑定士にはさまざまな場面で声がかかるんだ。土地の取引価格の基準となる国土庁の地価公示調査にも協力しているよ。
向くタイプ
行動力がある
計算力がある
体力がある
関連資格
不動産鑑定士(国家資格)※必須。司法試験,公認会計士と並ぶ文系三大国家試験と呼ばれるほど難易度が高い。長期計画で取得をめざすのが一般的。
不動産鑑定士になるには
不動産鑑定事務所,信託銀行などの金融機関,不動産会社,建設・土木会社などに就職する。独立開業の道もある。
こんな声も
不動産鑑定士の約7割は不動産の取引が盛んな大都市圏で働いています。