不況の影響もあり,企業で働く人の多くがストレスにさらされている。それゆえに,心の病にかかる人が増えているんだ。専門的な立場で,そうした人たちが問題を自ら解決することを手助けするのが産業カウンセラーだ。具体的には,メンタル面の不調を訴える人の相談に乗ったり,キャリア開発に関する支援を行ったり,人間関係の改善につながるような援助を行う。活躍の場としては,企業内の人事・労務部門,ハローワークや人材関連会社,医療機関,福祉施設などがあるよ。
向くタイプ
コミュニケーション能力が高い
気遣いができる
人のために活躍したい
関連資格
産業カウンセラー・シニア産業カウンセラー(産業カウンセラー資格を取得しないと産業カウンセラーは名乗れませんが,資格がなくても企業内でカウンセリングを行うことはできます)
産業カウンセラーになるには
大学で心理学または心理関連の学科を専攻し,学士の学位をもっている,カウンセリング業務または人事労務管理に従事した経験が通算4年以上ある,20歳以上で,協会の産業力ウンセラー養成講座などを修了している,のいすれかの要件を満たし,産業カウンセラー試験を受ける。
こんな声も
資格をとったからといってすぐに就職につながるわけではない点は理解しておくほうがいいでしょう。