ウルシの木から採取した樹液を使って作られる漆器は耐久性にすぐれ,しかも美しい。日本の漆器のレベルの高さは世界的に知られている。古くは,あのマリーアントワネットも愛用したほどだ。蒔絵・沈金・螺鈿などの技法がある。漆塗りの工程は複雑で,木の加工を行う木地師,金や銀の粉を使って文様を描く蒔絵師,木地に漆を塗る塗師(塗師)などの専門職にわかれる。いずれも一人前になるには10年が必要だ。日本の伝統文化を継承するためにも後継者育成が重要になっているんだ。
向くタイプ
センスがある
体力がある
努力家である
関連資格
漆器製造技能士(国家資格)。1級と2級がある。
漆器職人になるには
漆器製造会社に就職または職人に弟子入りする。地域によっては研修所もある。
こんな声も
現代の人々に「買いたい!」と思っていただけるような商品を開発するために,若いセンスに期待しています。