落語の世界には,厳しい階級がある。例えば,東京の場合,「前座見習」「前座」「二ツ目」「真打」となっており,前座見習は楽屋に入ることもできず,師匠の家の雑用や着物の着方やたたみ方を覚える。前座になると,短い話をさせてもらえるようになるが,仕事のメインは,楽屋の準備や片づけ,師匠や先輩の世話などなんだ。休みは大みそかしかない。その後,二ツ目を経て真打になるのにおよそ10年かかる。ちなみに真打とは,寄席の最後に出る資格を持つ落語家のこと。もっとも本当の修業は,真打になってから始まるんだよ。
向くタイプ
人を楽しませるのが好き
我慢強い
勉強熱心である
関連資格
落語家になるには
師匠につくことから始まるが,決まった方法があるわけではない。この人と決めた落語家を,楽屋口で待ち伏せお願いして,認められるケースが多い。
こんな声も
よほどのことがなければ師匠を変えることはできないので,慎重に選んでほしいと思います。