初生ひな鑑別師とは，鳥（主にニワトリ）のオス・メスを瞬時に識別する職業のこと。なぜ分ける必要があるかというと，オスは食肉用に，メスは卵を得ることを目的にするので，育て方が異なるからなんだ。初生ひな鑑別師の資格を得て活躍するけど，その多くがヨーロッパで活躍しているんだ。日本人の鑑別師の鑑別率は99.5％以上とも言われ，世界的に高い評価を得ている。手に職をつけて海外で働きたい人は検討の価値ありだ。最近では女性の有資格者が急増している。

向くタイプ

手先が器用
注意力がある
海外志向が強い

関連資格

初生ひな鑑別師（民間資格）。社団法人畜産技術協会。（※なるにはを参照）

初生ひな鑑別師になるには

名古屋にある社団法人畜産技術協会付属初生雛鑑別師養成所で学ぶ。初等科終了後に，1〜2年ふ化場で鑑別の研修を重ね，高等考査にパスして初めて，資格を得る。なお，25歳以下であることが入所資格のひとつになっている。

こんな声も

日本の鑑別師は海外から引っ張りだこなので，就職難とは無縁です。