言語聴覚士(ST)は,言語障害(話が上手にできない,他人の話を理解できない),音声障害(声が出にくい),嚥下障害(うまく噛んだり,飲み込んだりできない)といった障害を持つ人を支援する仕事だ。脳卒中の後遺症でしゃべりづらくなった高齢者や言葉の発達が遅れた児童などと接することが多いんだ。医師・歯科医師・看護師・ケースワーカー・介護福祉士などとチームを組んで,活動する。医療機関はもちろん,保健施設,福祉施設,教育施設などにも活躍の場は広がっているよ。
向くタイプ
●高校卒業後,文部科学大臣が指定する大学(4年制,3年制短大)を卒業する,●厚生労働大臣が指定する言語聴覚士養成所(3年ないし4年制の専門学校)を卒業する,●一般の4 年制大学を卒業後,専門学校(2年制)で必要な知識と技能を修得したする,のいずれかの条件を満たしたのち,国家試験に合格する。
関連資格
忍耐力がある
世話をするのが好き
思いやりがある
言語聴覚士になるには
言語聴覚士(国家資格)※必須
こんな声も
思いが伝わらずもどかしい思いをしている人と接するには粘り強さが求められます。
勤務先が多いとは言えず,就職に苦労することもあります。